2022年9月3日(土)午後2時から、京都市左京区の檀王法林寺交流会館「遊心菴」にて、本会の第1回総会が開催されました。出席者は、対面で14名、リモートで5名の計19名でした。
本会は2021年3月1日に発足しましたので、本来であれば総会は年度が替った4月ごろの開催となりますが、今年は、湯川邸からの史資料の搬出などの時期と重なってしまい、落ち着いてからの開催となりました。
江上由香里世話人の進行で議事が開始され、冒頭、岡田知弘代表のあいさつ、湯川家からのあいさつのほか、会場となった檀王法林寺の信ヶ原雅文住職、坂東昌子顧問、佐藤文隆顧問、中村和雄顧問のあいさつ・メッセージ紹介がなされました。
その後、岡田代表を議長に選任し、議事に入りました。2021年度の事業報告を江上世話人、決算報告を和田紘子会計、会計監査報告を監査の中村弁護士からそれぞれ報告し、質疑ののち、参加者全員の賛成により提案通り承認されました。
次いで、2022年度の事業計画を江上世話人、予算案を和田会計がそれぞれ提案し、質疑が行われました。湯川邸にのこされた資料をもとにした今後のメッセージ発信の方向性や、終身会員制度の提案がなされ、今後の検討課題とすることになりました。質疑ののち、事業計画、予算案は、参加者全員の賛成で承認されました。また、顧問・役員案についても原案通り参加者全員の賛成で承認されました。
質疑の中では、湯川邸にのこされた資料の紹介もされました。湯川秀樹がお孫さんについて、和歌とともにつづった成長日記がのこっていたことを紹介すると、ご家族からは、帰宅するとすぐにお孫さんのところへ行き、ずっと相手をしていた秀樹さんのエピソードが語られ、ひとりの「おじいちゃん」でもあった湯川秀樹の姿が目に浮かびました。
しめくくりに、和田会計より閉会のあいさつがあり、総会は終了しました。
2022年度は、湯川邸の改修整備計画や遺品・史資料の整理が本格化していくと思われます。本会では、湯川家、京都大学と連携し、これらの計画づくりや整理作業がよりよいものになるよう協力してまいります。また湯川秀樹・スミご夫婦に関する学習会や情報発信にも一層力を入れてまいります。引き続き皆様のご支援、ご参加をよろしくお願いいたします。
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